8月は夏の終わりに向けて庭木の成長が盛んな時期ですが、暑さの中で樹木への負担を減らすため、剪定は軽めに行うのが適切です。
過剰に伸びた枝を整える剪定や、病害虫対策のために風通しを良くする剪定が主な目的です。
以下に、8月の剪定に適した庭木の種類を紹介します。
8月に剪定する庭木
1. サザンカ
秋から冬にかけて開花するため、8月は剪定を行って樹形を整えるタイミングです。
花芽ができる前に剪定することで、美しい花を咲かせる準備を整えます。
8月のサザンカの剪定
伸びすぎた枝や内側に向かって伸びる枝を整理し、風通しを良くしておきます。
花芽を残しつつ、軽めに剪定するのがポイントです。
2. ツバキ
ツバキも秋以降に花を咲かせるため、8月は剪定の適期です。
風通しを良くし、病害虫の予防にも役立ちます。
8月のツバキの剪定
枝が込み入った部分や伸びすぎた枝を整理し、樹形を整えます。
過度な剪定は避け、軽く整える程度に留めます。
3. ヒイラギ
ヒイラギは成長がゆっくりですが、8月に軽い剪定を行うことで、樹形を整えやすく、風通しも良くなります。
8月のヒイラギの剪定
伸びすぎた枝を軽くカットし、全体のバランスを整える程度に剪定します。
4. キンモクセイ
キンモクセイは9月から10月に花を咲かせるため、花芽がつく前に8月に軽い剪定を行います。
風通しを良くして、花を咲かせやすい環境を整えます。
8月のキンモクセイの剪定
枝が込み入っている部分や、伸びすぎた枝を整理し、全体の形を整える軽い剪定を行います。
5. モチノキ
モチノキは成長が早く、夏場に枝が込み合うことが多いため、8月に剪定を行うことで、風通しを良くし、病害虫の予防にもなります。
8月のモチノキの剪定
枝が密集している部分や、外側に広がった枝を軽く整え、全体のバランスを保つための剪定を行います。
6. アベリア
アベリアは夏に成長が早いため、8月に枝を整理して形を整える剪定が必要です。
風通しを良くして病害虫の予防にもつなげます。
8月のアベリアの剪定
伸びすぎた枝や、込み合った部分を軽く整える程度に剪定します。
7. カエデ（モミジ）
カエデは夏に新しい成長が見られますが、8月に枝を整理することで、風通しを良くして病害虫の予防を行います。
8月のカエデ（モミジ）の剪定
伸びすぎた枝や、内側に向かって伸びた枝を整理し、樹形を整える軽い剪定を行います。
暑さによるダメージを防ぐため、強い剪定は避けます。
8. クロマツ
クロマツは風通しを良くするために、8月に古い葉を取り除く「もみあげ」が行われます。
この作業により、樹形が整い、翌年の成長を促進します。
8月のクロマツの剪定
古い葉や不要な枝を軽くしごき取って、風通しを良くします。
まとめ
8月は、庭木の成長が盛んな時期ですが、強い剪定は避け、風通しを良くする軽めの剪定が適しています。
特に、サザンカやツバキ、キンモクセイなど、秋に花を咲かせる樹木はこの時期に剪定して樹形を整えることで、健康な成長を促すことができます。
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