春になると、庭木の新芽や葉っぱにびっしりついた小さな虫を見かけることはありませんか?
それは、 アブラムシ かもしれません。
アブラムシは、体長数ミリの小さな虫ですが、 植物の生育を阻害する厄介な害虫 です。
今回は、アブラムシによる被害と、発生しやすい庭木、そして効果的な対策について解説します。
アブラムシの被害
アブラムシは、植物の茎や葉、新芽などに寄生し、 汁を吸って栄養を奪います。
その結果、植物の成長が阻害され、庭木の生育不良に繋がります。
さらに葉が縮れたり、奇形になるなど、景観を損なう原因にもなってしまいます。
すす病
アブラムシの排泄物に、すす病というカビが発生し、光合成を阻害します。
ウイルス病
アブラムシがウイルスを媒介し、植物に病気を感染させることがあります。
アブラムシが発生しやすい庭木
アブラムシは、様々な植物に寄生しますが、特に発生しやすい庭木があります。
- バラ: アブラムシの被害を受けやすい代表的な庭木です。新芽や蕾に多く発生します。
- モミジ: 新芽や葉の裏にアブラムシがつきやすいです。
- ツツジ: 種類によっては、アブラムシが発生しやすいものがあります。
- サクラ: 春先にアブラムシが発生することがあります。
- 柑橘類: 新芽や若い葉にアブラムシがつきやすいです。
アブラムシ対策
早期発見が大切
アブラムシは、 繁殖力がとても強い ので、見つけたらすぐに駆除することが大切です。
特に、 新芽や葉の裏 など、アブラムシが好む場所をチェックしましょう。
駆除方法
数が少ない場合は、手で取り除くか水で洗い流す ことができます。
手袋などをつけて安全に対処しましょう。
数が多い場合は、市販の殺虫剤 を使うこともできます。
特にスプレータイプのものは手軽に利用できるのでおすすめです!
粒剤タイプは効果が長持ちするのでおすすめですが、手軽ではないので都合に応じて殺虫剤は選択しましょう。
予防方法(こまめな剪定を!)
このブログでは何度も出てきますが、とにかく風通しを良くすることが大切です。
剪定をして、風通しを良くすることで、アブラムシの発生を抑制できます。
窒素肥料を与えすぎると、アブラムシが発生しやすくなるので窒素肥料を控えめにすることにもトライしてみましょう。
木酢液を薄めて散布すると、アブラムシの発生を抑制する効果があります。
まとめ
アブラムシは、小さな虫ですが、放置すると庭木に大きな被害を与えてしまいます。
日頃から観察し、早期発見と適切な対策を行うことが大切です。
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