シマトネリコは自然に広がる美しい樹形を持ち、枝が細かく分かれてふんわりとした印象を与え、お庭に上品な雰囲気を演出する常緑樹です。
しかしながらシマトネリコは成長が早く、短期間で大きくなる（環境によっては10m以上になる）ことから庭木やシンボルツリーとして人気がある一方で、それだけシマトネリコの健康な成長促進して美しい樹形を保つためには剪定も欠かせません。
剪定の時期や方法を間違えると、木にダメージを与えてしまうこともあります。
この記事では、シマトネリコの剪定に最適な時期とポイントをわかりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
シマトネリコの剪定の時期
それではシマトネリコの剪定時期についてご紹介します。
最適な時期は12月~2月
シマトネリコの剪定は、成長が緩やかになる冬の12月から2月、または新芽が芽吹く前の春先の3月から4月が適しています。
避けた方が良い時期
真夏の暑い時期や真冬の厳しい寒さの時期は、樹木へのダメージを避けるために剪定を控えることが望ましいです。
シマトネリコの剪定の方法
風通しをよくする
シマトネリコの剪定は自然な樹形を活かしながら、枝が密集している部分や不規則に伸びた枝を間引き、風通しを良くします。
シマトネリコは自然な樹形が美しいため、過度に刈り込むのは避け、枝の流れを活かして剪定します。
枯れ枝や不要な枝の剪定
病害虫の発生を防ぐため、枯れ枝や病気にかかっている枝は早めに取り除きます。
また、交差したり擦れ合っている枝は、健康な枝を選んで剪定します。
高さ調整
シマトネリコは生育が早い樹木です。
適切に剪定しないと大きくなりすぎることがあります。（冒頭でもご紹介した通り10mクラスの樹木になることがあります。）
高さを調整したい場合は、主幹を切り詰めるのではなく、側枝を切り詰めてバランスを整えることが推奨されます。
シマトネリコの剪定の注意点
シマトネリコは剪定に強い木ですが、一度に大量の枝を切り落とすとストレスがかかり、健康を損ねる恐れがあるので少しずつ剪定するように心がけましょう。
さらに剪定後は、切り口に防腐剤を塗ることで病気の予防ができます。
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